やまねこ

中島みゆきの「やまねこ」

 私は一番好きです。

 

 「女に生まれて喜んでくれたのは
菓子屋とドレス屋と女衒と女たらし」 と はじまる

 

 

私が、女に生まれて喜んでくれたのは・・・・・

 誰もいなかっただろーう・・・・・・

 

 「菓子屋とドレス屋と女衒と女たらし」 が

 喜んでくれたならまだマシだ!!

 

 

  とりあえず 歌 聴いてくださいね

 

 

 

 

やまねこ

 

 

 嵐あけの如月壁の割れた産室
生まれ落ちて最初に聞いた声は落胆の溜息だった
傷つけるための爪だけが
抜けない棘のように光る
そらからもらった贈り物が
この爪だけなんて この爪だけなんて

傷つけ合うのがわかりきっているのに
離れて暮らせない残酷な恋心
ためにならぬあばずれ危険すぎるやまねこ
1秒油断しただけで
さみしがって他(ほか)へ走る薄情な女(やつ)
手なずけるゲームが流行ってる
冷たいゲームが 流行ってる
よそを向かないで抱きしめて
瞳をそらしたら きっと傷つけてしまう

ああ 誰を探してさまよってきたの
ああ めぐり逢えても
傷つけずに愛せなくて愛したくて怯えている夜

傷つけるための爪だけが
抜けない棘のように光る
天(そら)からもらった贈り物が
この爪だけなんて この爪だけなんて

手なずけるゲームが流行ってる
冷たいゲームが流行ってる
よそを向かないで 抱きしめて
瞳をそらしたら きっと傷つけてしまう